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2017.3.30 Photologブログ

Photolog 002 段差を繋ぐ家エントランス



 

【Photolog 002 段差を繋ぐ家エントランス】

 

段差を繋ぐ家のエントランス、玄関ドアを入って奥を見た写真です。

段差を繋ぐ家はエントランス付近が道路と近い高さで、リビングなどの居室のエリアが半階上がった位置にあります。

玄関で靴を脱ぐと、ゆったりとした勾配の階段でリビングへと上がっていきます。

玄関からの視線は階段の流れに導かれ、敷地に大きく庭をとることで一年中南の光が差し込む明るいリビング、そしてその上の多角形状した不思議な形の吹き抜けへと気持ちよく抜けます。

コンクリート壁に落ちる光は南壁の正方形窓から曇りガラスを拡散して玄関を柔らかく照らしています。

右側のコンクリートの壁の内側は階に算入されない1.4m以下の空間として、タイヤや除雪用具、屋外用品などの納戸となっています。

目に入る質感はコンクリート、シナ材の扉(靴箱扉・奥の収納扉)、タイル、三層クロスボード(無垢材を3層で張り合わせた板材)の階段材、無垢のタモ材の手すり材など、極力化学建材でなく天然建材を中心とし、永く質感良く愛される空間を目指しています。

玄関の床は将来的な使いやすさを考慮し段差を減らし数センチ程度の高さとし、奥の階段下はワンちゃんの就寝スペースとして土間を連続させています。

タイル土間は玄関の暖房や靴を温めるため床暖房なのですが、ワンちゃんの寝床は暖かすぎると良くないので範囲を限定して床暖房をやめています。

 

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