一級建築士事務所 富谷洋介建築設計 一級建築士事務所 富谷洋介建築設計

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2017.10.16 イベント情報ブログ

白石区の住宅、見学会が終了しました。

設計監理させて頂いた白石区の住宅、お引越し前の期間にお施主様のありがたいご厚意により、お住まいを将来お考えの方などに向け見学会をさせて頂きました。

日曜日にも関わらず来訪いただいた皆様、またオープンハウスの開催に快くご協力いただいたお施主様に感謝致します。

実際に体験いただく事は、写真などを見て頂くよりも五感を通じて感じて頂けるので、時間をかけて施主様と悩みすべての個所でよりベターを探し続けた結果である設計事務所の注文住宅と、一般的に多い住まいのとの違いが明確に分かっていただけたと思います。





写真は2Fバルコニーですが、サイドがスリットになっていて、隣家と隣家の間へと、目線、風が抜け、朝日の一時は建物内まで一直線に光が入ります。

これは打ち合わせの中でお施主様から、

「東側は建物が建っているけど、隣家と隣家の間から朝一瞬入る光が意外と気持ちいいんですよねー」という、建て替えならではの実体験からのお話しが最終的に形の決定の一つになっている例ですが、全ての形や仕様がそういった積み重ねで出来上がっています。

 

手触りや脚ざわり・目で感じる素材、どこにいる時にどんな開放感が得られるか、家族とどう過ごし、コミュニケーションが取り易い工夫をしたのか、断熱気密をしっかりと施工した建物では寒い時期でもこの窓から日射が入る天気なら暖かいとか、その敷地にしかない隣家と隣家の間から見える景色だったり、風、光、などなど・・・。

 

また、設計者にとっても太陽が差し込む午前中から沈む夕方まで日がな過ごさせて頂き、来ていただいた方々の感想や質問などにお答えすることは、とてもありがたい経験だったりもします。

よく考え打ち合わせしてCGや模型で検討した設計でも、出来上がった建物で初めて本当の空間が現れます。竣工した建物で過ごす、これは設計者にとり一年、またはそれ以上の時間をかけたモノづくりの結集である建物を味合わせていただける、貴重な幸せ な体験で、頂いた言葉と共に後日よく反芻し、身に染み込ませて頂きました。

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