2017.10.31 現場進行状況
プロジェクトレポート 20171031
日ごと寒さが身に染みる季節になってきました。
紅葉も色付いたと思ったらもう落ち始め、北国は厳しい冬への備えを始める時期となってきました。
白石区の住宅が竣工し、お引渡しとなりました。
写真は酒井 広司(グレイトーンフォトグラフス)さんにお願いしました。天気にも恵まれ、写真の出来上がりが楽しみです。
追ってHPにアップします。
手稲区の住宅は基礎工事、傾斜のある敷地の中に高さの差を空間構成に利用した床面が作られます。
基礎の全景が現れました、この段階でも高さの差が見えています。
一部室内側にインテリアとして見えてくる打ち放しコンクリートも良い仕上がり、奥に見える箱のようなものは最終的に玄関内の床でもありつつ、室内の棚の側板になります。
基礎と家具の一部が同時にできるというのが順番として面白いですね。
中央区の住宅は地盤改良工事が完了、この敷地では地盤調査と計算の結果「柱状改良」を採用しています。
柱状改良とは2~8mくらいの割と浅いところに支持層(建物の加重を支えられる固い地盤)がある地盤において、土とセメントミルクを攪拌したコンクリート性の柱を地面の中、支持層まで立てていく工法です。
地盤というのも札幌市内でも土地それぞれで、上記の白石区の住宅は支持層が割合深かったためH型PC杭を支持層まで打ち込んでいます。
手稲区の住宅は札幌市でも山側に近い地域ですので地盤がとても固く、余りあるほど地盤がよいため杭のない直接基礎となっています。
しっかりと調査、計算により設計するので将来にわたり安全性が確保されるのはどれも変わりませんが、工事費用であったり施工方法が違います。
新築をお考えで土地選びの際にはその土地土地で違う「地盤改良」費用が土地費用に+されてくるという事も考え含めて頂くのも大切となります。
土地選びから設計のご相談を頂いた場合には、そのあたりの見方なども含めアドバイスさせていただく事も可能です。