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2019.4.9 お知らせ

西区のリノベーションが竣工しました。


札幌市西区で設計・監理を行わせて頂きましたリノベーションが竣工しました。





週末には見学会を無事終了、お越し下さった皆様、また開催をご快諾いただいたクライアント様に心より感謝いたします。





築40年近い鉄骨構造建物、テナント+住居として使用されていた2Fワンフロアを住宅として広々とリノベーションするプロジェクトでした。





依頼時の調査によると適切にメンテナンスされた構造体・外壁・屋根はまだまだ使用に足る状態でしたが、内装・また断熱(+窓)・気密はその時代なりの造りであり、現代の住まいとして快適に過ごすための更新をする必要がありました。





防水面としての外皮は既存を生かしつつも、非断熱に近かった壁・天井・床の断熱・気密を改修、また窓はアルミシングルガラス+木枠シングルガラスのダブルサッシュ、断熱気密ともに低い状態でしたが、樹脂トリプルガラスサッシュに交換を行いました。総体として気密性と共に断熱性の各段の向上を図り、検査機関による改修部分の性能証明を得ました。また、 鉄骨造は構造体自体がヒートブリッジとなり冷気・暖気を伝えやすいという特性から、結露や温度ムラによる不快感の低減の観点から構造面の断熱補強を念入りに行っています。





暖房はFFストーブの局所暖房だったものを、プロパンガスを熱源とした温水パネルヒーターによるセントラルヒーティングへと改修、断熱気密の向上と共に快適な温熱環境を設計しました。





内部は鉄骨造のロングスパンで梁がかかる広々とした造りを生かし、家族が様々な場所に溜まり過ごせる広々としたLDKエリアを中心とし各室が展開しました。木の質感がお好きなクライアント様と検討し、無垢材の柔らかさを各所に感じられる暖かみある空間としました。





テナントだったことから道路側へ連窓が北面した大きな窓は住宅としては特徴的でしたが、北の天空光を採り込み主室から空へと視線を開放的に広げる主の窓として活かしました。





竣工写真は後日WorksにUPする予定です。





写真撮影は大瀬戸雄太さんにお願いしました。













写真はクライアント様のご趣味のアクアリウム、水槽台を造作家具で造り壁面ラインにジャストサイズで埋込み収まり良く。住宅内に生きた緑と静かに響く水の音、、、落ち着きます…。





before(テナント入居時)




before (解体時)




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