風景を望む住宅が竣工しました【Project KA】
遅かった北国札幌の積雪シーズンもようやっと本番、日々の除雪は大変ながらも、ようやく降ったと、謎の安堵感を感じながら除雪に勤しむここしばらくでした。
札幌市内高台に計画した風景を望む住宅が竣工、お引き渡しとなりました。
ご家族の中の一番小さなお施主様の検査も走り回って大変喜んで頂いて完了(笑)階段下スペースは収納でもあり、お子様が小さい頃は遊び場にできるようと内側を好きなピンク色で塗装しています。
このお住まいでは、家を自在にお子様達が楽しめるよう様々な工夫がされました。これは一例のボルダリングウォールを登ってからの雲梯(うんてい)のある廊下…。
匠龍木工社さんにお願いしたイタヤカエデ材の食器棚もいい質感で仕上がりました。
リビング内、山並みの景色を背負った位置には薪ストーブ(HETA インスパイア)高気密住宅でも外気を取り込む専用ダクトにより燃焼が可能です。
こちらは食品庫。内部側とも断熱してあり、冬季は外気を取り込み保冷庫になります。ビールやミカンも電気いらずで冷え冷えになります。
お引き渡しと前後しましたが、設計時からご要望をいただき計算、仕様化を進めていた札幌市で策定している札幌版次世代住宅(スタンダードレベル)適合の完了報告も済み、高気密・高断熱住宅として認定を受けています。断熱性を示すUa値は0.26[W/(m2・K)]、気密性を示すC値は完成時に測定を行い0.4[cm2/m2]となりました。
高台の風景を採り込んだ風景を望む住まい、クライアント様のこだわりの要素を盛り込んだ楽しい空間となりました。
お住まい始めてまだ少しですが暖かく快適な熱環境、様々なところから得られるよう計画した窓からの風景に癒されて日々を過ごされているとの嬉しい喜びのメールも頂きました。
竣工撮影は写真家の酒井 広司さん(グレイトーンフォトグラフス)にお願いしました。出来上がりを頂いたばかりですが、雪景色の竣工写真も北国らしく良い雰囲気です。