プロジェクトT進行中
ここ数日は模型製作を行っていました。
スケールは1/50、5メートルのものが10センチで表現される世界です。
建築模型で一番一般的なのは1/100か1/50でしょう、必要に応じて1/30や1/10など検討する内容に対してスケールは決定されます。
今回は内部検討用も合わせ、いろんな方に見て頂く物でもあるので1/50で制作。
人や椅子だったりといった細かい部品を入れることで空間の大きさがわかりやすくなったりします。
内部の間仕切り、大きな家具などを作り…
外壁を張って…
木を作り…
内部空間が見えてきます。
こうやって実際にアイレベルで眺めて検討できるのが模型のいいところの一つです。
CGや2Dの技術は発達してきましたが、パソコンの画面だけではどうしてもつかみきれない空間もあります。
また、色々解ってしまうが故、せっかくきれいに作ってもやっぱりこうか、ああかと切り刻まれてツギハギになってしまうのがスタディ模型の宿命でもあったりします…。
模型で作ると実際の空間が誤魔化しようなく立ち上がってきますので、やっぱり違う、ここは図面で見るより意外といいなど、お客さんに理解して頂いたり、話しを深めながら設計を進めるための、空間を考える上での叩き台になっていきます。