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2014.8.10 ブログ

中二階が繋ぐ家 ルンバの置場


ちょっと物件進捗等は置いておいて、小ネタのブログです。





中二階が繋ぐ家において、悩んだのがルンバの置場。





流行っていますし、便利な物なので住宅の設計をしていると結構頻繁に話題が出てきます。





しかし、思ったよりも意外と場所をとります。





物自体が円という形、直径も大きいし、充電場所をセッティングしてしまうとその上の空間が使えなくなり、その周辺は充電器のコードやベースがごちゃっと絡まってホコリにまみれる事が分かっているエリアが、誰からも見えるオープンなところに出て来てしまう…。





便利な物ですが、空間にとって結構な厄介者になっているルンバ、例に漏れずこの家でも置かれる予定となりました。





そこで考えだしたスペースが、現場で悩みつつ、大工さんにお願いして作ってもらったルンバの巣のようなスペース。





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奥の一段上がったところはリビングに隣接した小上がりスペース。ごろ寝したり、ベンチ代わりになったり、ロールスクリーンをたらせば客間代わりにもなる板の間です。その一番右端にぽっかり穴が開いていまして…。





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そこからルンバが発進してきます。自動的に時間になったら発信し、巣のようなこの中に帰っていくのはなかなか愉快な光景です。





ルンバを置いていなかったオープンハウスの時には、これはペットの亀やら猫やらの家だという謎の説もチラホラ出ていました(笑)





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その上の床がフタの様にメンテのため開くようになっていて、その中には充電器用のコンセントも。見栄えの悪い部分はこの中に隠してしまいます。





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残りの小上がりの中は収納になっています。





こんな工夫は竣工写真には写りませんが、住む人が使いやすいようにまんべんなく全ての事に置いて一緒に考え、建った瞬間だけきれいなのではなく、永い間どう使われるか想像し実現することができるのが設計事務所との建物づくりの一つのポイントだと考えています。


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