東屋の庭プロジェクト、建て方
北海道札幌も6月に入り、初夏の気配、暑いなと感じる日も増えてきましたね。
近年は温暖化の影響から北国でも夏の間暑い日が増え、設計時から冷房の設置をされる割合(orいつでも設置できる下準備)も10数年前より大分増えてきていますね。
個人的にはあまりエアコンの風は好きではないのですが、弊所も業務中は支障が出るので冷房には毎年お世話になっておりますが。
もちろん、建物の計画時から断熱計画・通風計画・遮光計画(庇・外付けブラインド・窓ガラス種)を検討することで、夏の暑さに対してもより快適に過ごせる空間づくりが可能になります。
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東屋のある庭のプロジェクトは現在工事進行中。
まずは造園に先立って東屋が進行中です。
最初は基礎と兼ねた土間コンクリート床を打設。凍上防止と荷重支持の為に深度まで到達させる部分と床部分を一回で打設できる基礎形状を検討し合理的に。
そして大工さんの乗り込み…小さな建築なので3日で完成、これは弊所設計の建物で最短です(笑)
こちらは途中の柱だけが立った不思議な瞬間。何度もお願いしている馴染みの大工さんたちなので意思疎通が早いです。
(大工工事:コーユー創建株式会社様)
庭の木と並び立ち調和するような、木立のような構造体を検討しました。
そして東屋部分はほぼ完成、上に向かって広がる不思議な立ち姿が軽快ながら存在感あり、なかなか良い感じではないでしょうか。
東屋と言えば思い浮かぶ公園にあるような重々しいものではない、軽快なデザインとしました。
中に座った時のメインのポジションとなる位置からは公園の緑を正面に借景出来る角度に振っています。
ここ数日続いた暑い日に屋根の下の日陰に入ってみましたが、それだけで温度がグッと涼しく感じ心地よいです。庭に少しこんな場所があると生活にまた一つの時間の過ごし方が生まれ豊かですね。
屋根はそれ自体でも1方向に曲げ強度を持つ折半(ガルバリウムカラー鋼板/素地シルバー色)を0.8㎜の厚物で一発仕上げとしました。
工場やカーポートなどの屋根などに使われることの多い葺き方ですが、素材感の内外を現しにでき強度も持たせられます。ディティールを打合せし、端部は役物を回さず現しとし、またそのまま片持ちで軒としています。
(板金工事:熊谷板金工業株式会社様)
それと同時進行で造園計画を検討中。
写真は木々の下見、自然石もいいななど…。
木々と外構材料をどう組み合わせるか、美しく、長く、メンテナンス性良く…悩みながら、東屋が現れ、プランが見え、段々と形が見えてくると楽しみが増しますね。
(造園:エディアランドスケープデザイン様)
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