一級建築士事務所 富谷洋介建築設計 一級建築士事務所 富谷洋介建築設計

最新情報News

2020.7.22 現場進行状況ブログ

東屋の庭プロジェクトが進行中です。


いつの間にか7月も後半、暑さ厳しい日も続きますが夏もあっという間に半ばです。
東屋のある庭プロジェクトは完成へと近づいています。





前回のブログで完成した東屋の次はフェンス工事。面材は木塀としますが、基礎、支柱はしっかりと長年の使用に耐えるようにコンクリート束石とスチール角柱で。




フェンスの板は木酢液ドブ漬、木のタンニンと反応して色づき、経年での塗り直しせずとも自然の風合いを保つという塗装方法を採用。板同士は腐りづらいよう4㎜透かしています…大工さんの職人技です。塗装・材はいつも無垢フローリングなどでもお世話になっている江別のウッドいのうえ様によります。




そして造園工事…工事が順番に進みます。造園はエディアランドスケープデザイン様。




植栽と路盤を作っていきます。歩行部分は大きめの踏み石で、周囲は防草シートと割栗石、砂利でメンテナンスの少ない仕様にしています。こちらはナツツバキという樹形がきれいで花も咲く樹木。




ベンチ兼縁台は東屋の105角の端材で大工さんにザックリと作ってもらいました。




柱材を交互に組み、小口を現してフィンガージョイントの様に敢えて見せるようにしました。小口には屋外用クリア、足には水吸い防止でパッキンを取付け完成。




花いっぱいの宿根草も植えられるのを待ち並んでいます。




アプローチのフェンスは木塀・植栽・サインを組み合わせて設えています。




いつもサイン工事でお世話になっているモダンワークさんで新たに導入された3Dプリンターによる立体文字。通常こういうサインは切り文字と言ってアクリルや金属などの平面板から切り抜くのですが、3Dプリンターだと厚み方向にも変化を付けられるので、ソリッドとして陰影感ある文字が出来ます。








そして少しゆっくりと時間をかけながらでしたが、若干のセルフ部分を残しほぼ完成。
森と庭の風景を得る東屋、ゆったりと北海道の良い時期を楽しめるスペースになったと思います。
弊所としては珍しいプロジェクトでした、もう少し植えた緑が落ち着いてきたら見て頂ける機会をご案内したいなと思っています。





富谷洋介建築設計へのお問い合わせはこちら

記事一覧へ