竣工1年検査など
今年ももう5か月が過ぎました、若い頃よりも時が過ぎるのはあっという間に感じます。
1日1日大切に、早くとも充実したと感じられる時間を過ごしたいですね。
建物は一般に竣工から1年で、工務店さんの1年検査が行われます。
通常の使用で欠陥による不具合がないか等、建物をチェックし、必要部補修を行うものです。
弊所としては、工務店さんの1年点検への立ち合いをさせていただいています。
クライアント様が気付きづらい部分など見落しがないかなど、専門家として一緒に確認をさせてただいています。
冬季に竣工した場合、厳密にいうと1年点検は冬に行うことになってしまうのですが、積雪地の場合外構の点検が積雪で不十分になってしまうことを避けるため、少し延期いただき春に行うことをお勧めしたりします。
冬竣工でした里山の家、こちらも今春に1年検査とさせていただきました。
1年と少しが経ち、この家がご家族にとって無くてはならないものになっているというクライアント様のお言葉通り、生活と建物が密接に、活き活きと暮らされる様子が各所から感じます。
生活感あるインテリアが空間を引き立てより良い雰囲気となっている様子を見せていただくことができました。
そしてこちらも昨年の冬竣工でしたPARALLELも春に1年点検。
先日のブログで猫との暮らしについての住宅雑誌掲載への取材対応をいただいたところですが、そんなお話もさせて頂きつつ…。
住まわれた最初はおっかなびっくりだった猫ちゃんたち、今は自由に家中の、人と猫が楽しく共に暮らすための仕掛けを利用して過ごしてくれている様子を垣間見せていただきました。
こちらは話題が変わり1年検査ではないですが、2018年竣工のUnison、出版者様よりの雑誌掲載依頼を快諾いただき、先日取材へ立ち会わせていただいた際の様子。
家を拠点として最大限楽しんで豊かに暮らしている様子を取材いただきました。
設計打ち合わせの際の思い出話など、ライターさんにお話しいただいている所を第3者的に聞くとこそばゆい部分もありましたが…(笑)設計時点は5年以上前ではありますが、その時どうしてこの空間をクライアント様とともに考え、形にして行ったかが鮮明に蘇ります。
竣工後も住まいを喜んでくださり、訪れる度に良い住まいだと仰って頂けることは、大きな責任と信頼をいただいき関わらせて頂いた住宅設計にとり、安堵と共に嬉しく感じます。
設計者はクライアント様とは一生の関係になりますと良くお伝えしますが、設計、施工期間を含め、実際にちょっとした友人関係などよりもっともっと深くプライベートを知り、膝を突き詰めて何時間も何時間も、何日も何日も同じ方向を見て一つの難問(?)を共に考えた、ある種戦友とも言えるような関係になりますね。
数年の久しぶりでもお会いするとそんな設計時の空気感が漂いますね。
雑誌掲載が楽しみです。