14年ぶりの小さな手入れ
少しだけ、いつもと趣の異なる設計の仕事でした。
それは14年前に携わらせていただいたマンションリフォームの、14年後の小さなリフォームプロジェクト。
暮らしの変化に合わせ、当時の小上がりに設けていた吊戸棚を、今回は格納式ベッドへと改修させていただきました。
既存の棚も造作家具できれいに納められていましたが、

これを……

こうして……

こう……!



文字で書けば一瞬ですが、ご相談から構想、実測、製作、そして取付までに、なんと1年越しのプロジェクトに。
まるで忍者屋敷の隠し扉のような、遊び心ある壁面家具が完成しました。
施工は、いつもお世話になっている造作家具のプロフェッショナル、匠龍木工社様。
14年前も、当時の工事会社様の下でこの家具を手がけてくださったのが、やはり匠龍木工社様でした。
変わらぬ丁寧な仕事と確かな技術に、改めて敬意と、そして長く共にモノづくりを続けられていることに、心から感謝しています。
何より、14年という時を経て再び声をかけてくださったクライアント様の信頼に、深く感謝申し上げます。