2016.10.25 現場進行状況
プロジェクトレポート 20161025
厚別区の3層の住宅は内装工事に入ってきています。
写真の天井に埋め込まれた木の箱はダウンライトを覆う気密ボックス、設置を標準仕様にしています。
LEDダウンライトの金額が数年前に比べて格段に手ごろになり一気に普及していますが、寒冷地の場合最上階の天井は断熱・気密の大事なラインになります。
ダウンライトの器具をそのままつけると気密シートをカットすることになり、器具の隙間、ダウンライトと天井との間がツーツーになってしまいます。
空気が出入りするという事は、湿気のこもった暖気が構造材に触れる可能性があるという事であり、構造材の劣化に影響を及ぼす可能性があります。
床材は普段は色々な理由からほとんどの場合無垢フロアを採用するのですが、今回は3階を施主様の要望により今回はペット対応の「傷つかず・滑らない」という化粧フロアーを採用しました。
化粧フロアは無垢材等に比べてどうしても素足での脚ざわり、素材感、ぬくもり感は落ちてしまうのですが、長期にわたって考えた場合、ペットの爪で傷だらけになる事や場合によっては素材がペットの股関節に悪影響を与える事を考えると…色々検討して今回は部分的に採用しました。ペットも大切な家族の一員ですからね。
張り込んだ見た感じはなかなか良い感じです。
ペットが下りない予定の1~2階はカバ材のフローリング、この写真だとほとんど見えませんがカバ特有の赤白の色むらが良い感じです。
床暖房も敷設が終わり、あと一か月ほどで完成へと向かいます。
監理も大詰め、細かに現場に向かいデザインアップ、また細部の納まり(美しく・使いやすく細部寸法などを考える)の打ち合わせを進めています。
先日は北広島に事務所を構える同業の永田さんが事務所を増築されたという事で見学させていただきました。
美しい森が借景で切り取られる気持ちの良い環境でした。お忙しいところお時間を割いて頂きありがとうございました。
同じタイミングで北広島の温水暖房機のピーエスの工場を見学させていただきました。
セミオーダー含め建築のインテリアと一体となるデザイン性あるパネルヒーターを生産しています。
モノづくりへの一貫した姿勢など、普段製品としてカタログから採用しているのとはまた違う視点で感じる事が出来ました。