「段差をつなぐ家」のお客様のインタビューが掲載されています。
何度か協働させていただいている、シアター・ストーブ・オーダー家具のショールーム、平岡ベースさんの提案する「くらしくらぶ」という家づくりの形があります。
そちらのサイトに段差を繋ぐ家を設計をさせていただいたお客様のインタビューを掲載いただいています。
嬉しいお言葉をたくさん頂戴しています。ぜひ一読くださいませ。
↓くらしくらぶ 該当ページ
http://hiraokabase.jp/example03.html
家づくりの迷路に迷われていた所から選び出して頂いた経緯、またそこから一年近く重ねられた打合せを経て竣工へ・・・。日の光、家中の様々なところで体感する心地よさ、充実した生活の様子。
時間を尽くして考えた設計が様々な想定通りに稼働し、お客様の期待していた以上に良い居場所であると感じて頂けていること、関わらせて頂いたお客様がお住まいになっての実際の喜びの言葉は何より嬉しいものです。
言ってみればその言葉を聞きたいがために設計をしているようなものです。
私にとっては「設計」というものは、図面を書いて終わりではなく、思考・試行を繰り返し、与えられた与条件の中で最もそれを使う人にとり価値のある(金額的な意味でなく、各人それぞれのオリジナルな価値感を汲み取った価値)建築を生み出すことです。
ですので、自分側で完結するものではなく、実際にそこで過ごしての施主様からの嬉しい感想こそが設計の結果を確定させるものであり、そこまでがようやく一つの設計の区切りなのです。そしてそれがまた次のより良い建築へと向かうモチベーションに変わっていきます。
もちろん建物の命は永く続きますので、設計者として関わった建物と施主様に一生責任を持ってお付き合いしていく始まりでありますので、あくまで「一区切り」ですが。