一級建築士事務所 富谷洋介建築設計 一級建築士事務所 富谷洋介建築設計

最新情報News

2019.4.4 お知らせ

西区のリノベーション…本棚が出来るまで


7日に完成見学会を行わせて頂く西区のリノベーションの空間は既存鉄骨造の広さを生かしたワンルームの主室は37畳ほどの大空間となっているのですが、その一角には本棚があります。これは既存建物の鉄柱がプランの一角に現れることから、それなりの太さになる柱型の存在感を薄めつつ、生活のイメージの豊かさに繋がる場所にと当初ご提案していました所です。









これは当初イメージスケッチ、柱型をドーナツ型の円盤が重なって棚を構成するイメージでしたね。









大きな空間にいくつかの曲線でリズムを出すようなプランを想定していました。





打合せを重ねるにつれ、全体プランが色々と変わっていく中で曲面ラインが減ってきて、円形本棚が本当にいいのかと悩み始め…。最終的には平面プランの形を縮小ディフォルメした6角形の形状へと変わっていきました。













現場では鉄骨柱型を断熱で補強し、実際の棚の製作へ。大工さんに作る日は必ず教えてくださいとお伝えして「明日の朝から作りますよ」という連絡をもらい朝一に現場へ急行…。









縦板の板はランダムに固定するので、バランスがCGでは決め切れなかった悩みどころでした…大工さんが横板を作った時点で作業一旦止めてもらい、現場で小一時間ほど抜き差し、一悩みさせて頂き位置を決定…。









柱型と縦板に白く色を塗って完成。スピーカーや充電器など電子機器を各段に取り廻せるよう配線穴もぐるり通してもらいました。





4周に物が配置できるので、本・飾り物などと共にプリンターや電話機、時計や植物などの溜まりとして、「見せる収納場所」として空間に彩りを加えてくれることをイメージしました。










2019/4/7(日)札幌市西区のリノベーション完成見学会のお知らせ


記事一覧へ