パースと模型と
否応なしに一気に街並みも白く、札幌も真冬の気温が続きます。
2019年も後ひと月を切りました。年賀状やら会合やらと暮れの押し迫る中でいつのまにかやる事が詰まっていき、雪が降れば家だ職場だと除雪に走りと、駆け抜ける方が多いのではないでしょうか。
風邪などひかず元気に今年も年を越したいところです。
さて、先日Worksに更新した「Cafe Ebru」(カフェ エブル)の竣工写真を見ていて、設計中の模型写真と同じ角度があったのを思い出したので並べてみました。
こちらが模型、路面店舗なので外装イメージが重要での検討でした。
そして完成した建物。模型でかなり完成に近いイメージを共有できていることがわかると思います。 (写真 加藤文康 )
こちらは昨年竣工の住宅「Unison」のリビング回りのパースの例。立体的な構成を理解いただくためお打ち合わせで使用したパースです。
そしてこちらが竣工写真(写真 酒井 広司 )
現在進行中の「Project KA」パース、キッチンからのカット。
そして現在工事中…設計中のパースとイメージを重ね合わせながら、最終の色決めやディティールの打ち合わせを行います。
吹き抜けの奥行きをどのくらいにしようかとクライアント様と悩んだ箇所、結局ダイナミックな空間を得るため広げることに。
このカットは大工工事中につき吹き抜け足場のため一旦塞がり中…。空間が広がった時をお楽しみに…。
設計事務所との家づくりでは、ハウスメーカーさんなどのそれよりも設計にかかる時間が少しばかり必要になります。
その時間は、平面図と立面図だけでは検討できない、このように実際にそこにいるかのように自分の目で見てわかる検討を一緒に行い、確認しながら深く打ち合わせし、造るものに対する共通認識を得、納得して着工することができるための検討に費やされています。
ふと思い出した模型のワンカットから、それに関わる実例からの話でした。