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2023.8.4 ブログ

二世帯住宅の注文住宅


酷暑と連日報道がされますが、札幌も今年は例年より暑い気がしますね。
切れ目がないというか、記憶にある札幌の昔よりも随分暑くなっているイメージがあります。
厳しい冬の分、眩しい夏を待ちわびる北国民としても流石にちょっと皆さん夏バテ気味ではないでしょうか…。

近年弊所では設計させていただく事例が増えている、「二世帯住宅」の注文住宅について。

二世帯住宅を考えるメリットとしては、
子育てに関しては夫婦共働き家族が増え子育てへのサポートが欲しい子世帯、健康寿命が延び自由な時間が増える親世代とが利害が一致します。
介護に関しても同様で、近くに住むということは安心でもあり合理的でもあります。

また、若世帯が新築を検討する際に近年の土地価格上昇がネックになる例も多い昨今、親世帯建物も30~40年が経ち劣化時期でもあることから、親世帯既存土地にて建替えを二世帯で検討、ということも考え易いタイミングであったり、また熱源設備や部分共有など、2軒を別に建てるよりも合理的に無駄がない注文住宅を設計できるなど、費用的な利点もあります。

機能、費用面などでは有利に働く事が多い二世帯住宅ですが、それに対し悩ましいデメリットとよく捉えられるのが、
・親族といえど別の家族、各家庭同士のプライバシー、一つの建物で良い距離感を保てるのか?
・注文住宅で自由にこだわりの住まいを作りたいが構造など制限が多くなってしまうのでは?

それらは、しっかりとヒアリングにより事前検討、ご家族それぞれの距離感やコストに対して分離型の程度など、各人の快適な距離感をしっかり想定すること、そして様々な空間の工夫を設計することで、それぞれの家族のプライベートは確保しながら、近く住み暮らす事による協力し合うメリットを最大限享受する、そして注文住宅として豊かなデザインの住まいを設計することは両立出来ると考えています。

[二世帯住宅の事例]

〇White Prism / 市街地に近い環境でプライバシーと開放感を得る光庭を中心とした二世帯住宅
https://tomiya-a.com/works/white-prism









〇稜線の家 / それぞれを1Fリビングとした完全分離型二世帯住宅
https://tomiya-a.com/works/ryosen









〇Slash / 1Fを庭に、2Fを空に向け開いた都市型の二世帯住宅
https://tomiya-a.com/works/slash









〇T字路の家 / 奥行ある土地で、街路の抜けの形式を取り入れるリビングを各階に持つ
https://tomiya-a.com/works/hoh









〇灯台の家 / プライベートリビングが庭と空へと開く
https://tomiya-a.com/works/todai









〇宮の沢の家 / 森の借景を取り込む大窓のLDK
https://tomiya-a.com/works/miyanosawa




















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