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2018.3.1 現場進行状況ブログ

中央区のコートハウスは内外装工事が進んでいます。

札幌はここ数日、少しずつ気温も上がり、少しずつ春の訪れも近いかという気配を感じたところの今日の荒天、3月の嵐は珍しくはないとはいえ、窓から明日早朝の重量感ある雪かき作業が容易に想像できますね。

全道各地で注意報が出ております、今日明日で移動のある方は何分にもご注意ください。

 

中央区のコートハウス(施工 新栄工建株式会社)は真冬の中施工が進んでいます。

昨今は北国でもノウハウが蓄積され真冬でも施工する事が多くなりました。

温度管理が重要な湿式の工事や雪があるとできない工事(コンクリート・左官・塗装・外構工事など)は時期を見計らったり採暖養生などで施工不良を防ぎますが、それ以外の工事は雪の状況を見ながらも夏同様に工事が進められます。

 

現在監理を進めるこちらの現場は、雪前に基礎施工から現在は木造建て方が終わり、現在は断熱・気密工事、外装工事が始まっており、4月の竣工に向け工事が進められています。

下の写真は曲面して柔らかく光を屋内に拡散する吹き抜け腰壁の高さのスタディ、施工会社さんの協力の元、実際現地にてお施主様にもお立合い頂き判断を頂きました。プライバシーと光環境、見た目のバランスなどから決定しました。

CGで見ると…最終的にはこうなります。





下はリビングをキッチン側から見た定点写真。ハの字の白壁が中庭の天空光を拾ってきます。

建て方後に構造用合板が張られた状況から、断熱材や窓が入り、CGで見ると最終的にはこうなります。

大きな窓はm.a.p社のFBウォールを採用。アルミのフレームで直接構造体にガラスを取り付ける工法で、窓枠を無くし、すっきりとガラスを見せるデザインとなります。







吹き抜けを2階から見ると、ぽっかりと不思議な穴が開いたような形が現れてきています。





光を拡散する中庭側外壁には、ガルバリウム鋼板の目地なしスパンドレルを採用。縦平葺きより若干コストは上がりますが繊細でフラットな印象の外壁ができります。(板金・防水工事 熊谷板金工業)



※ブログ中全てのCG制作は中川幸之助建築デザインによります。

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