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2024.3.15 現場進行状況ブログお知らせ

5年目の間仕切りリフォーム


寒い日、雪の日、少し暖かい日が順繰りとしながら、暖かい日が比較的続くようになってくると春が待ち遠しくなってきますね。

2019年弊所設計、竣工の2世帯住宅「Slash」。丸5年が経ち小さなリフォームをさせて頂きました。
https://tomiya-a.com/works/slash

子供部屋を当初間仕切りせず、広々とした空間で家族全員で寝て、遊び、過ごす場所として作り、将来必要な時期に間仕切りできるようにとして当初完成したお住まい、5年が経ちそろそろ上のお子さんから個室が欲しくなってきましたとご相談を頂きました。
信頼してリフォームを任せてくださったクライアント様に感謝いたします。

新築時の工務店さん(新栄工建さん)に施工をお願いし、間仕切り壁と、一部本などを置ける棚を新設しリフォームさせていただきました。
暖房設備、換気設備、照明、コンセントなどもそれを想定して設計していましたので、想定通り余計な工事なく納まりました。

家は出来たときが完成形ではありませんね。
家族の年代の変化や時代の変化に合わせてフレキシブルに使えるということも、建物が長く愛されるために必要ですね。

子供部屋一つにしても…

①子供が小さいときは家族が一緒に寝る大きい部屋が必要

②子供が大きくなって、個室で勉強したい、寝たいとなると個室が必要(大きい部屋は不要)

③子供が自立していつか家を出るときは個室が不要(子供が家族を連れて泊りに帰ってこれるように大きな部屋の方が欲しくなる)

そんな変化があり得ます。
いつかの日か、部屋の新しい役目のためにこの間仕切りが役目を終え、撤去をご依頼頂く日ももしかしたら来るのかもしれません。

住まいの設計の際には、今だけ最高なのでなく、長い先まで建物が使いやすくあるために、ご家族の将来のことも一緒に考えながら設計をしたいと考えています。





リフォーム前の大きな子供室、間仕切りしやすく設備や戸や窓などをレイアウトしていました。




そこに今回、間仕切りを作り、




教科書や本、ぬいぐるみを置ける棚をつけ…




棚の下にベッドやデスクを配置予定、コンパクトながら必要十分の子供室。
OSB合板の壁はポスターやプリントなどを自由に貼れる壁に。フックなども自由につけられます。









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