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2018.3.25 現場進行状況ブログ

1Fリビング or 2Fリビング?

中央区のコートハウスは各工事が最終段階へ、お引き渡しに向け監理を進めています。

(施工 新栄工建株式会社様)

こちらのお住まいは、実は当初こちらがご提案させて頂いたのは2Fリビング案でした。

これはその時の模型。

中央に中庭を持つ構成は一緒ですが、敷地いっぱいに建物を建て、また周辺敷地も街中のため割合建物が集密しているエリアなので、リビングを中心とした主要室は2階の北側に寄せ南側に大きなテラスを作り、隣家から引きの距離を作ることで日がな自然光が入る空間を検討させて頂きました。

2階リビング模型

実際はお打ち合わせを進める中で1Fリビング案へと方向性が変わり、それに伴い街中の集密した環境の中で+1Fリビングプランで光をどう取り入れるかというのが案の一つの裏テーマとなりました。

(↓光を入れる工夫は過去のブログを参照)

中央区のコートハウスの建て方が進んでいます

 

下は1Fリビング案に変わってきた模型。3層に基壇状に配置した採光用の窓とハの字壁が建物各所から光をもたらします。

1Fリビング案模型

1Fリビング案内部模型

2Fリビングは採光を得やすかったり、空への視線の抜けといった解放感は得られる等といったメリットがありますが、玄関と主要室を行き来するのに必ず階段を上り下りしなければならないというデメリットもあります。

例えば買い物してきた荷物を冷蔵庫まで運ぶといった行為一つにしても日々のエネルギーが変わります。

吹き抜けに関しても2Fリビングだと下に見下げる吹き抜けになり、1Fリビングだと上に見上げる吹き抜けになります。

どちらも良いところがありますので、どのような敷地環境なのか、生活の中で何を重要視するのか、また階が変わることによりどんな空間の可能性があるか、空間の好みや将来予想される家族の年齢や数の移り変わりにどちらが適しているか。

様々な角度からお打ち合わせさせて頂きながら大きな方針、また最終的な案が決まっていきます。

中央区のコートハウス

訪れた現地では足場とシート囲いが外れ、

仕上げ段階が進んでいる現場に3層の窓から想定通りきれいな良い光が差しているのを眺めつつ…そんな案の変遷を思い起こしたりします。

CG吹き抜け 富谷洋介建築設計

CGハイサイドライト 富谷洋介建築設計

これは光の採り入れ方、空の切り取り方などお話しした初期のころのパース。

 

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3/31(土)・4/1(日)は富谷洋介建築設計、「家づくりの相談会」を開催します。(関連ページへリンク)

ご興味おありの方はご予約下さいませ。

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