マレーシアの旅 その1
先日マレーシアへに行ってきました。
何度かに分けて感じたことなどをブログにしていきます。
玄関口は黒川紀章設計、クアラルンプール国際空港。円錐型の柱が見慣れた感じです。
マレーシアは地震や台風がないため建物は日本よりかなり揺れに対応していない、軽快なデザインが可能になっています。
60%がマレー民族、3割が中国系(華人)、1割がインド系(その他西洋系や色々多民族)で構成されているため、人ごみに入ると他の外国に行くよりも自分がこの場所に溶け込んでしまったかのような不思議な感じです。
通貨はマレーシアリンギット、行った際は1リンギット=34円くらいでしたね。
物価は日本の1/3という話でしたが、街に出て買い物をすると物の単価は日本と大して変わらない印象でした。
赤道直下で年中夏、更に海に囲まれたこの国では食料が豊富で食べ物の料金が安いですし(屋台の食事などは数十円から)、石油が取れるのでガソリンの単価も圧倒的に安いです。
「飲み水(安いミネラルウォーター)よりガソリンの方が安いから皆、水の代わりにガソリンを飲んで火を吹いてます」というのは現地ガイドの鉄板(?)ギャグのようです。
そんなことから、生きていくコストは安くて済むようにみえます。人口も日本より少し小さいくらいの土地に約3千万人が住んでいるだけなので、豊富な食料と資源に恵まれて心豊かに暮らしているように見えました。
多民族であるが故、互いに興味を持って認め合っていて、子供たちは小学校で勝手に数か国語を覚えてしまうのだそうです。見る限り完全な東南アジア系人種のショップの店員さんなどは皆英語ペラペラで、片言英語の私などは単語で向こうの人が苦労して理解してくれる感じで恥ずかしい限りです。
現地ガイドの話だと小学校ではいじめはないそうで、自殺もとても少ないのだそうです。
日本人が海外で済みたい都市ナンバーワンがクアラルンプールだそうです。現地の人たちと触れ合うと、災害や治安が良いだけでなく、人たちの宗教観とも関係するものと思いますが、日本人にも居心地良い他者を自然と受け入れるコミュニティーが形成されているのを感じました。
関係ないですがホテルの客室エリアの入り口にはノードリアンの看板…匂いに関する基準は全世界共通なのでしょうか。。。
マレーシアの旅 その2に続きます。