西区の住宅 上棟式
西区の住宅は上棟式が行われました、現場も半ばといったところ。
上棟式では西野神社さんより神主さんが来られて神事を行いました。
近年は地鎮祭は行われる場合が多いですが、上棟式は住宅規模だとおこなわれることが少なくなってきました。
上棟式の後は直会という、お酒を飲んで一緒に食事をするのですが(今回は仕事の後だったので皆車なのでノンアルコール)、仕事を離れて施主様と工務店さん・大工さんが話をするという機会はあまりないので貴重な機会です。
時間やお金は多少かかりますが、感謝を伝える事また、会話の中でどんな想いで仕事をしているか、どんなことが大変か、どんな建物にしたいか、どんな生い立ちかなど、「お金を払う人、それを受け取り仕事をする人」である事はもちろん当然ですが、何より前提として人対人の出来事である事を互いが理解することでコミュニケーションが増え、互いにとって結果的に良い結果につながる気がします。
「こないだはどうも!」
「連休だけど地元には帰らないの?」
みたいな、互いを知る事で増えるコミュニケーションが互いの心も温かく豊かにしますし、工務店さんの物づくりにも気持ちがより入る事につながるのではないでしょうか。
工務店さんと施主様は一生の付き合いです。お金だけの関係より、名前を知って気軽に思った事を話せる関係をつくる事もとても大切です。
家の奥さんだって、俺が稼いできてるんだからと当然の顔でご飯を食べられるより、たまにでいいので「いつもおいしいご飯作ってくれてありがとう」と言ってもらえたら明日からより一層おいしいご飯をつくろうと思いますよね。それと同じと思うのです。
今後は上棟式が行えない場合でもなるべくそんな機会を多く作れるといいなと考えています。
ともするとインターネット等でフラットな数字上の情報ばかりが先行し、効率や合理化ばかりが重視される世の中、もちろんそれも大事ですが、やはり足は地域に根付き、また全ては「人対人」であることを忘れてはいけないなと思います。
建物は本州で言う上棟は過ぎて外壁も出来かけ、多角形状の外形が現れてきました。