札幌市手稲区の3層住宅が竣工しました
長かった厳しい冬が明け、桜が終わり札幌は一年で一番気持ちが良い季節になってきました。
日がな暑すぎず寒すぎず、吹く風はさわやかで心地よく、ふと見れば新緑が次々と芽吹きこれから夏が来るという喜びに満ちた自然達。厳しかった冬を「のど元過ぎれば…」で忘れてしまいそうなほど快適なシーズンです。
そんな中、札幌市手稲区にて設計監理をご依頼いただき昨秋から着工しました3層の住宅が竣工、お引き渡しとなりました。
地階RC造(ガレージ)+1・2階木造の3層の住宅です。
南側に隣家が迫る東西に長い敷地であることから、上層の窓から隣家屋根を超え斜めに入る光をキャッチし、吹き抜けを介して光を建物全体にいきわたらせる断面構成とした空間です。
クライアント様からは「理想の家ができました、富谷さんに依頼してよかったです!」と喜びの言葉をいただき、まずは監理の緊張感もひと段落、ホッとします。
ただ、工事としては竣工は一つの物質が形になったという意味ではゴールですが、暮らしからみると全くのスタートでもあります。
長くご家族がそこで快適に暮らせるにはどうすればいいか、竣工時点が美しいだけでなく、そこから先、家族の変化、子供やペットがいる暮らし方、メンテナンスのピッチなど、常に移り変わる状況の中、設計者が自分に置き換えて先を見据えることで少しでもベターをお渡しできることが大切だなと思います。
厳しい社会情勢の中ですが、しっかりと施工、形にしていただきました。



施工は株式会社川端工務店様。

竣工撮影は酒井広司さん(グレートンフォトグラフス)にお願いしました。
後日ワークスにUPさせていただく予定です。