子供が楽しく過ごす住まいの工夫
お子様がいるご家族の場合、家は主に大人が考え計画しますが、住む際には子供も立派な主役の一人、いや、むしろ家をフル活用して遊んでくれる実質上の主役といても過言ではありません。
子供が元気に楽しく過ごせる空間は家族を元気にすると言えると思います。
子供はじっとしている事は難しい、まさに「エネルギーの塊」。住まいの中と外、その周りで子供が建物を活かして楽しく過ごせる空間作りという観点で設計実例をピックアップしてみました。(20230817内容更新)
●滑り台と映画館のある「空際の家」(写真 水上ゴロウ)
●梯子・ボルダリングウォール・雲梯で階をまたいで楽しむ「北窓の家」(写真 酒井広司)
●中二階のスタディスペースからの子供部屋への抜け穴「中二階が繋ぐ家」
●芝生のようなくつろぎのベンチエリアのある「T字路の家」 (写真 酒井広司)
●階段上の空きスペースを「く」の字の寝椅子&ロフトに「Slash」 (写真 水上ゴロウ)
●子供の身長に合わせたフリースペース「宮の沢の家」 (写真 酒井広司)
●回遊性のある走り回れる空間「ロの字の家」
なんでも玩具にして楽しむことができる子供。楽しく、創造性を育む、建物がそんな一助となると嬉しいですね。 また、子供達にも楽しい空間は大人にとっても面白いものです。
私も子供の頃は秘密(隠し扉、どんでん返しや隠し通路etc)がいっぱいの忍者屋敷の仕掛けが載った漫画やイラストを見てはワクワクしている子供でした。思えばそんな事が設計に興味を持つきっかけだったのかもしれません。
来客が目を丸くする、ギミックいっぱいの空間も楽しそうです。