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2018.5.19 ブログ

インテリア設計の流れ

 

(以前別ブログで書かせて頂いていたもの転載となりますが、ホームページ内ブログに移しておりませんでしたので。)

 

インテリア設計による、店舗、クリニック等の設計監理の流れです。

 




設計監理させて頂いたスイーツショップ・カフェの「レークヒル・ファーム」さんを実例に。

(こちらは店舗設計ですが、流れはクリニック等のテナントなども内部を改修するという所では同様です。)



まずは既存の状態を見せて頂きます。こちらでは「経年した部分を新しく」「いくつかの点で機能を変える」「商品に合った雰囲気に」というところがヒアリングの結果ご要望としてありましたので、そのために改修によりどう解決されるか、より良くなるかのコンセプト検討します。

テナントなどで新しい場所に移転・開業されるという場合も同様ですが、ヒアリングと現地調査にて、「何を目的として改修を行うのか」という根本的な部分をしっかり聞き取りし、それに対し設計としてどう問題を解決し、またより良い結果を生む場所を造れるかを検討します。

スケジューリングも同時に進みます。店舗やクリニックの設計は住宅と違い、少しでも営業日時を多くとりたい(例えば改修に合わせて休業する場合ですと工事日数に対し営業利益が減り、その間のスタッフの給料が発生します)ですので逆算して開業日時が先に決まっていたり、それに合わせて逆算していく場合も多いので、スピーディーな計画が必要となります。

もちろん急ぎすぎると案も練られ切らない状態になるのは避けたいですので、そういった意味でもしっかりとおおまかな改修計画のが立案された段階から参加させて頂き上手に設計期間を組み入れたスケジュールをさせて頂くのが理想です。



普通は作らないことも多いですが、「新しいデザイン」との差異を立体でわかりやすく見て頂くため、この場合は既存模型を作りました。



そしてご要望に対してのまたデザインの提案。これはパースですが、合わせて模型も制作します。



大きなオーブンを新しく入れるため、オーブンのエリアも来客からの目線に耐えられるように一体で整えました。設備機器等の配置の検討などもこの段階で合わせて行います。

初期提案段階でおおよそのコスト的な裏付けを行いながら、お打合せを重ね案の修正や微調整、その後実施詳細(詳細設計)し、施工する工務店の選定、コストチェックを行い着工します。



いよいよ着工し解体。

改修の場合は開けたときに何が出てくるかわからないという不測の事態がよくあります。

昔の設計図は今よりアバウトだったりするの多いので、構造だったり設備だったり、工事を進めつつ解決しながら進みます。

この時も既存図面にある柱が無かったり逆にないはずのものがあったり、いくつかの調整点がありましたが工務店さんと一つずつ協議し解決し、またそれに対して想定外の費用の問題などがあればオーナーさんと随時お話ししながら進めて行きます。



色決めだったり、細かい部分の調整だったり、施工が適切に行われているかのチェック、現場にて監理を進めそして完成。



そして開業。

開業に前後して、必要に応じ、保健所への事前協議、保健所検査立会い、消防協議など役所への法的な対応のお手伝いや、家具等の什器の選定のアドヴァイスをさせて頂く場合もあります。

 




 

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