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2018.7.25 Photologブログ

Photolog 006 集光の家 各所から光が降り注ぐ空間

【Photolog 006  集光の家 各所から光が降り注ぐ空間】

この写真は、集光の家、エントランスからリビングに入った瞬間の目線の先、見上げた先にある吹き抜けです。

この写真は光を各所から取り込み、柔らかく豊かな光の空間を作るという設計時の想定が確かに実現した瞬間を写真化していただけました。

このお住まいの計画時に1Fリビング案となった時から、集密した都市の中に住まうにあたり、どのように生物にとり必要な自然光を心地よく取り込むかという事が一つのテーマでした。

曲面の白い壁は、南に開口を向けたコの字型のコートハウス(中庭型の家)の、中庭のセットバックした壁面から光を採り込み、直射光・天空光を柔らかく拡散させ、1・2階に広げる仕掛けです。

この建物の構造は木造ですので曲面壁ももちろん現場で手作業での木造りです。

施工時には工務店さん、そして大工さんを悩ませましたが、存分に施工の経験値と腕が活かされた美しい曲面を仕上げて頂きました。

腰壁の高さはスケルトンな手すりでは光が階段室側に抜けてしまうので、「光を拡散する」「重たい印象が出すぎない」「2階のプライベートエリアを見せすぎない」微妙な高さを、現場実寸モックアップにてクライアント様立会いの上決定したバランスです。

写真一番奥の、階段室の背面の壁は3層まで吹き抜けてハイサイドライトとしており、将来にわたり遮られることない光を柔らかく階段室に落とします。また、3層に抜ける上下差空間は、高低差換気を行うための換気塔にもなります。

1FのLDKは椅子座・ソファ座を基本とした洋の間取りですが、隣接して作った小上がりスペースは時に客間になったり、子供スペースになったり、ベンチスペースになったりという日本人が古来から過ごした床座の環境を付帯させることで、より様々な場面に対応でき、和洋どちらのスタイルでもくつろぐことが出来る共用空間としています。小上がりの下は引き出しになっており、リビング周りの小物を収納できます。

階段は「小上がりに上る」という「段を上がる」動作の先に連続して「二階に上がる」という行為が連続する身体行為の自然さ、小上がりがある種「踊り場」ともいえる面白さを意図しています。

また、階を上下するという生活の中でも印象的な行為を、階段室的な奥まった場所ではなく、前述のハイサイドから光が溢れる3層の光の中行なえる事を考えています。

床材はブラックウォルナット複合フローリング、都市ガスコレモ+エコジョーズによる全館温水床下暖房にて目に見えるところに暖房機のない空間としています。

集光の家 富谷洋介建築設計 吹き抜け

施工 新栄工建株式会社
写真 水上ゴロウ(水上ゴロウ写真事務所)

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